drupa Global Trends Report Executive Summaryへ、ようこそ。
本レポートは、印刷業界における主要な経済・市場動向を、全世界、地域別、そして各国それぞれで追跡する、ユニークなアンケート調査の第8回目です。drupa 2020 は中止、drupa 2021 はオンラインのみの開催となったパンデミックによる2年の空白を経て、本プロジェクトを再始動させることができ、非常にうれしく思います。
drupa 2020 では新たに回答者を募集する機会がなく、その後調査自体が実施されなかったため、参加者が今回減少したことは驚きではありませんでした。それでも、500名以上の印刷会社、サプライヤーからなるユニークなグローバル規模でのパネルメンバーが参加し、パンデミックやそれ以外の世界的、地域的なショックを通して、どのように成長してきたかについて、とても親切に開示頂きました。心より感謝申し上げます。
2022年4月から5月にかけ、印刷会社とサプライヤーを対象に、多くの質問を共有しながらも、それぞれの関心事に対応できるよう、2種類のアンケートを実施しました。全体のデータが少ないため、報告書
では、あまり細かいレベルにまで掘り下げることなく、透明性を確保するよう注意しました。また、読者の皆さまが調査結果の有用性をご自身で判断できるよう、データ量が限定的な箇所を明記しています。
drupa 2024 に向けた準備を開始するにあたり、来年は参加数が再び増加することを期待します。
調査結果は、コロナ後の経済の勢いが増すにつれ、世界中で自信が回復していることを示しています。
しかし、社会経済的に大きな課題が横たわっていることも事実です。これまでと同様に、先を見据えて投資する企業が最も成功すること、さらにアンケートで寄せられた皆さまからの予想と簡単なコメントから、この業界は挑戦に直面していることがわかります。
メッセ・デュッセルドルフはdrupaの主催者として、Printfuture社(英国)とWissler & Partner社(スイス)に、この一連のレポートの作成と著述への協力に感謝申し上げます。私たちは、皆さまがこの報告書のシリーズを、洞察に満ちたものと感じていただけると確信しています。