皆様明けましておめでとうございます。
東京株式市場の大発会は51,500円と言う高値となった。また、恒例の東京卸売市場でもマグロの初競りは5億円超えとのことである。日本の景気拡大も戦後最長になんなんとするらしい。
景気の良い話は耳触りがよいものだが、円安は収まらないうえに、ウクライナ・ロシアの膠着状態や日中関係の冷え込みに加えて、米国のベネズエラ攻撃と大統領拘束など、国際情勢の混沌は、「先行きの見えない」社会経済に一層拍車をかけているようである。
印刷業界で仕事をしていると、市場縮小やビジネス後退などの話題に、長く慣れてしまったせいか、まったく肌感覚が異なるという業界人は多いであろう。年始の印刷の象徴とも言うべき年賀状は前年比26%減とのことである。
毎度のことであるが、そう悲観してばかりもいられない。日本全体の産業構造が成長と衰退に二極化しているといわれているが、実は産業区分を細かく見てみれば、産業全体が成長のON/OFFとなっているわけではなく、その中で成長する会社とそうでない会社に二極分化していることがわかる。印刷業も、まさしくその典型ではないかと思う。
一般的には、パッケージ・ラベル関係、技術応用の産業用途、高付加価値製品、印刷のサービス業化、などが成長のキーワードとして挙げられるだろうが、最近感じるのは、「成功パターン」をなぞっても結局はフォロワーになってしまうのではないか、という疑問である。ブルー・オーシャンといわれながら、すぐにレッド・オーシャン化してしまうのは、過去から枚挙にいとまがないことであろう。
実は、ビジネスを成長させている企業に共通するのは、「それぞれの個社の独自性をビジネス化する」ことに成功したということではないかと思う。その意味では、僅かな事でも唯一無二の特徴・強みを持つことが肝要なのではないかと思う。
その意味で、我々のような団体は往々にして、「全体をまとめたがる」傾向があるが、現場の個別の情報にもっとフォーカスしてゆくべきではないかと思う2026年年頭である。
本年は、皆様のビジネスヒントとなる現場情報をより一層充実して提供してゆきたいと考えます。本年もよろしくお願いいたします。
代表理事 荒井純一



