COVID-19後に考えておくべき、潜在的なビジネスへの脅威とは何か? それはいくつかある。そのほとんどは、一見すると取るに足らないように見えるが、よくよく調べてみると、大きな影響を与える可能性がある。この記事では、ウェイン・リン氏が、私たちの働き方の変化に注目し、危機が去った後のビジネスのやり方にどのような影響を与えうるかを検証しています。
ここ数ヶ月、メディアではリモート勤務や非接触型の商取引について多くの議論がなされています。これらは、ウイルスの感染力が明らかになると、直ぐに実行に移されました。これらはCOVID-19以降も続くのでしょうか? 様々な理由からそれは続くと思います。その理由は、特に公衆衛生上の問題からではありません。最近のマッキンゼーの調査では、調査対象者の80%が在宅勤務を楽しんでいると報告しており、その半数以上がオフィスにいた時よりも、生産性が高いと報告している。さらに、早くも4月には62%のアメリカ人が、少なくとも一部の時間は既に在宅で仕事をしているという結果が出ています。
印刷会社の日常業務では、以下のような職種/人がほとんどの時間をリモートで仕事をしています。
- 印刷バイヤー
- 印刷営業部門
- 経理部門
- 人事部門
- 見積もり部門
- 購買部門
- 顧客サービス部門
- 非製造業の役員、管理職
アップされた8つの仕事のうち、下位6つの仕事については、その影響は概してポジティブ(肯定的)なものです。
上位2つの職種、印刷バイヤーと印刷営業部門は、プロセスを変えるようなネガティブ(否定的)な影響を少なからず受ける可能性があります。これは顧客企業が、感染防止のために継続的に非接触の商取引を実施している場合に、特に当てはまります。さらに、何でもかんでも「ウイルスの無い」方法で納品することを要求される可能性があります。ヒント:FedEx や Amazon は既に、ウイルスや細菌の拡散を阻止する方法で商品を梱包し、家庭や企業に配送しています。
適切な技術があればリモート勤務は実現可能で、生産性の高いものであることがわかりました。すべての人がリモート勤務に適した行動をとるわけではないため、最終決定をする前に何らかの行動評価を行う必要があります。リモート作業者とオフィス環境の作業者とでは、仕事の規律や効果的なコミュニケーションに違いがあります。リモート作業者とオフィス環境作業者には、監督する上でも重要な違いがあります。自宅で仕事をするように割り当てられた人には、正しい行動特性が存在することを知っておく必要があります。これからリモート作業者を管理しなければならない管理者にも同じことが当てはまります。後々の失敗を避けるためにも、確りとした客観的な評価をしておきましょう。
リモート作業者と非接触ポリシーを組み合わせることは、多くの昔ながらで時代遅れの営業マンにとって、市場の状況やルールを急激に変えることになります。非接触ポリシーを採用しリモートで仕事をしている印刷バイヤーは、個人宛にプルーフ、サンプル、見積書などを、自宅に届けて欲しいとは思わないでしょう。ウイルスや細菌の存在の可能性を排除する方法で納品すると、コストが高くなり、市場投入までの時間を短縮しなければならないという圧力があるにも関わらず、より多くの時間を費やすことになり、課題となるでしょう。
上記のリストのすべての人にとって、特に印刷バイヤーと印刷営業部門とって、テレビ会議への依存度が高くなるでしょう。これは重要なことです。顧客との信頼関係を育み、維持するために必要なことです。しかし、対面して何を話しているのを聞くのと、何を話しているのかをアイコンタクトやボディランゲージで確認しながら理解するのとは全く別のことです。
次のようなことが “次の日常 “の一部になるのは当然のことです。
- 社会的距離、マスク、個人的な衛生面に関する職場の規制が強化されます。これらは、仕事の流れと物理的なレイアウト、特にオフィスエリアでのレイアウトに、影響を与えます。人件費や評価方法を変更する必要があるでしょうし、リモート勤務に恒久的に移行する必要があると判断する必要があるでしょう。そして、コストだけではなく、従業員の健康と安全面にも配慮することを忘れないでください。
- Jenn Matt氏も同意すると思いますが、あなたと従業員はMISとワークフローソフトウェアの両方について機能を最適化する方法を理解しなければなりません。従業員が全員ビル内にいるときにソフトウェアに満足できていないのであれば、リモート環境で仕事をしている人たちが満足できるはずがありません。
- リモート作業者として検討している従業員のモチベーション、生産性、仕事の質に懸念があるのであれば、リモート勤務を成功させるために、彼らの行動力を評価することは賢明な投資です。
顧客が印刷の購入を再開するための準備として、考えるべきことはたくさんあります。私たちの多くは、健康と安全上の理由から、この方向へのシフトを余儀なくされることになるでしょう。もし、このことについてもっと詳しく知りたいと思われる方は、ここにオンラインでコメントを残していただくことをお勧めします。また、私に個人的に wlynn8697@gmail.com までご連絡いただくことも歓迎いたします。私たちは、誰がリモート勤務に適していて、誰がそうでないのかを把握するためのツールと専門知識を持っています。
By | Wayne Lynn |
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Published | August 20, 2020 |
原文 | The Impact of Remote Working |