ESKO drupa2016で“パッケージ製作の簡素化”を実現する新ソリューションを披露

ゲント(ベルギー)、2016年3月16日 – Eskoは、「drupa 2016」において、優れたパッケージ、看板/ポスター、ディスプレイの管理、作成、製作を促進する次世代の革新的技術をソフトウェアとハードウェアの両方の分野で導入します。
今日の市場では、大量の小ロット印刷製作と、市場投入時間の短縮が求められており、プロセスや運用の複雑化が進んでいます。同時に、経験豊富なオペレーターの不足も大きな問題となっています。このような世界的傾向は、アイデアから製品に至るまで、そしてブランドオーナーからデザイナー、プレメディア、トレードショップ、印刷業者/加工業者に至るまで、パッケージプロセスの全体に及んでいます。
このような問題を解決したい方は、ぜひdrupaのEskoブースにお立ち寄りください。Eskoソリューションを体験すれば、運用を改善し、問題を解決するヒントが手に入るはずです。

小ロット、短いリードタイム

顧客との関連性を強め、魅力的な製品にするため、ブランドは多様化してきました。サイズの多様性、新しい特長の導入、地域ごとのマーケティングキャンペーンにより、製品の魅力は高まりますが、パッケージやラベルの製作には大きな負担が生じています。
また、現代は、これまで以上に政府規制の遵守が強く求められており、パッケージに記載する言葉や記号が増え、さらにそのすべてを頻繁に更新することが必要となっています。

そのため、CPGブランドオーナーをはじめとして、パッケージ、ラベル、ディスプレイ、看板/ポスターに関わるプレメディア、トレードショップ、加工業者のすべてにとって、深刻な管理上・製作上の課題が生まれています。厳密な納品スケジュールと、ますます厳格化する品質要件の下、かつてないほど多様なSKUに対して、パッケージやラベルといった印刷物の小ロット製作を巧みに管理する必要があります。

Eskoの社長であるUdo Panenkaは、次のように述べています。「シフトあたりのジョブ数は、増加の一途をたどっています。今日、ラベルやパッケージの加工業者、看板/ポスターやディスプレイのメーカーは、実際の印刷自体や加工自体よりも、ジョブ間に行う印刷機や加工装置のセットアップの方に多くの時間を費やしています。利益を維持するには、印刷機の設定切り替えを高速化する必要があります。また、デザイン、アートワーク作成、印刷対応ジョブの準備についても同様で、短いリードタイムが求められるため、プロセスごとの処理能力と、運用全体の制御性を高めることが必要となっています。

Eskoは、このような深刻な課題に対処するべく、パッケージ管理やプリプレス、製作プロセスの各ステップを統合、簡素化します。Eskoが“パッケージ製作の簡素化”をdrupaのテーマとして選んだのはそのためです。」


統合、つながり

今日、利益を維持するには、印刷業者や加工業者は、プリプレスや製作のワークフローを運用環境内で統合しつつ、世界中のサプライチェーン全体と24時間年中無休でつながる必要があります。drupaにおいて、Eskoは、アイデア形成やブリーフィングから、印刷や仕上げに至るまで、製作プロセスの各ステップにおいてこのニーズに対処する強力な独自ソリューションを披露します。

複雑化が進んでいるのは、そこだけではありません。パッケージ加工業者やプレメディアプロバイダーは、構造デザイン、目的に適した形状、仕上げについても考慮する必要があります。印刷に対応したデザインを作成しつつ、バーコードや重要なコンテンツ、法的に必要な他の要素を管理する必要があります。多くの場合、デジタル印刷と従来型印刷が併用される混合型の製作環境において、可能性のあるすべての出力に対して、個々の要件をふまえつつ、印刷プレートと抜き型形状を準備することが必要となります。ただし、用いるのがオフセット、フレキソ、グラビア、デジタル印刷のいずれであろうと、ブランドカラーは、正確かつ一貫している必要があります。

Eskoは、数十年にわたり、膨大な専門知識を蓄積しており、このような複雑さをすべて把握、精通し、実績に優れた技術を提供しています。Eskoの技術を活用することで、加工業者は、スムーズで効率的な運用を実現しつつ、コストを削減し、複雑さを軽減することができます。“パッケージ製作の簡素化”を求める人にとってEskoが自然な選択肢となるのはそのためです。


経験豊富なオペレーターとユーザーとのギャップへの対処

今日、完璧な品質、環境にやさしいこと、高度な印刷技術の混合というのは、すべて当たり前のように求められます。また、各企業がスキルのギャップに直面しており、運用の難しさが増しているのも事実です。Panenkaは、次のように述べています。「些細なものは一つもありません。製品の開発・強化を進める中、多数のビジネスオーナーとの対話を重ねました。また、製品マネージャーは相当な期間のサポートコールを分析しました。そして、オペレーターの作業を観察し、改善の余地がないか検討しました。このレベルまでお客様と親密になることで、ソフトウェアとハードウェアの両方においてユーザーインターフェースの革新的な変化をもたらすことができるのです。」

Panenkaは、次のように続けます。「“パッケージ製作の簡素化”は、Eskoの進む道であり、業界に対するEskoの約束です。drupaのEskoブースでは、このテーマをさまざまな運用プロセスに適用する方法が提示されています。Eskoの目標は、製作プロセスのすべてのステップにおいて、ソフトウェアとハードウェアのすべてにわたって、比類のないユーザーエクスペリエンスをもたらすことです。これにより、技術や知識の習得に必要な時間を削減しつつ、柔軟性、速度、生産性、品質を高めることができます。」

Panenkaは、次のように結論付けます。「ますます複雑化が進むこの世界で、Eskoは、お客様がこの複雑さに対処できるよう、革新的なソリューションでサポートします。Eskoは、長年にわたる専門知識を応用して、さまざまな製品を再定義し、小ロット製作の効率的な習得、装置の稼動時間の延長、エラーの回避、品質の維持を可能にします。パッケージ製作のシンプル化を実現するEskoは、明日の世界においても成功を導く信頼性に優れたビジネスパートナーです。」

drupaは、2016年5月31日~6月10日にドイツのデュッセルドルフで開催される予定です。Eskoと姉妹企業のX-Rite Pantone、ならびに子会社のEnfocusとMediaBeaconは、ホール8b、スタンドA23で展示を行う予定です。

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