クラス最高の70版/時を実現した8ページサイズCTPの高生産モデルを発売

株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズは、8ページサイズのサーマルCTPにおいてクラス最高の生産性を実現した「PlateRite(プレートライト) HD 8900Nシリーズ」を開発。この製品をドイツ・デュッセルドルフで開催される世界最大の国際総合印刷機材展「drupa2016」(5月31日~6月10日)への出展を皮切りに、世界市場に向けて販売を開始します。

近年、オフセット印刷においても多品種・小ロット・短納期の要求が高まっており、CTPに対してこれまで以上の生産性や瞬発力の高さが求められています。こうした動向を背景に当社は、2011年の発売以来、改良を重ねてきたフラッグシップモデル「PlateRite HD 8900シリーズ」の生産性、品質性能をさらに追求した「PlateRite HD 8900Nシリーズ」を開発しました。

ニーズに合わせて、Z、S、Eの3種類のモデルをラインアップしており、1,024ch露光ヘッドを搭載したハイエンドのZモデルは、1時間当たりのプレート出力が現行モデルの67版から70版へと向上。また512ch露光ヘッド搭載のS/Eモデルは、それぞれ48版、36版の生産性を備えており、Sモデルにおいては現行モデルに比べて10%以上も生産性が向上しました。プレートサイズは、最小304×305mmから最大1,165×950mmまで幅広く対応。刷版供給を自動化するオートローダー※1「MA-L8900」「SA-L8900」には、プレートセット時の腰への負担を軽減した、人間工学に基づいた設計を採用。省力化、稼働率向上に貢献し、長時間の連続運転を可能にします。

また、最新のGLVTM露光ヘッドの改良により、当社独自のハイブリッドスクリーニングFairdot 2やFMスクリーニングRandot Xの出力に対応。S/Eモデルでは最大700線のAM高細線をサポートし、美術品などを最高の印刷品質で出力することができます。さらに、4,000dpiや4,800dpi※2とステップ露光モード※2を組み合わせれば、3Dなどの高品位なレンチキュラー印刷も出力可能です。環境性能においても、Zモデルの運転時の消費電力は、1版当たり最大43%を削減※3するなど、環境への配慮を一層強化しています。

当社は、今回の「PlateRite HD 8900Nシリーズ」の発売により、今後も印刷業界の発展に貢献してまいります。

  1. オプション。セット可能枚数は、MA-L8900(最大600枚)、SA-L8900(最大120枚)です。
  2. モデルによりオプション対応となります。
  3. 使用環境により変動する場合があります。PlateRite HD 8900N-Zと、PlateRite 8800N-ZXとの比較。

MA-L・ビルトインブリッジ接続時。室温25℃、運転時の条件は、解像度2,400dpi、プレートサイズ1,030×800mmの場合。

URL:http://www.screen.co.jp/ga_dtp/news/mpcnl/gpn160530-3.html

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