Hunkeler Innovationdays 2017レポート

Hunkeler Innovationdays 2017フンケラー・イノベーション・デイズは、4日間のイベントでいくつもの新製品の発表を行い、Lucerne Fair会場に多くの世界一流のプロフェッショナルを引き付けます。訪問者の皆様は後加工の将来、または、デジタル印刷に対して深い識見を持って頂く好機。

今回、第12回フンケラー・イノベーション・デイズ2017年2月20日にオープンしました。印刷業界のリーダー達はMesse Luzern展示会場に集結し、2つの会館に4日間の間、高度に統合されたシステムを目の当たりにしたのです。

Hunkeler Innovation Daysはいつもの通り、会場のレイアウトが効率良く、様々のメーカーの技術を有機的に統合すれば、どのようなソリューションを実現できるかの実演展示を行なっていました。残念ながら今年スイスまで行けなかった方御安心ください。我々PODiは現場からの取材およびブースツアーを動画として提供して行きます。

下記のタブをクリックすると、そのメーカーに関する情報が閲覧できます。また、各種動画情報については、PODiのYouTubeでも公開いたしております

Canon  Kodak  hp

SCREEN  Ricoh  Horizon

XEIKON  xerox  DOMINO

Canon

現場でCanonの新製品Oce Prostream

今年のフンケラー・イノベーション・デイズでは最も賑やかなブースの1つがキヤノンのブースでした。2月17日発表したOce ProStreamを発表しました。このプロダクションインクジェット印刷機の特徴として、様々な素材、コート紙、非コート紙でも1200dpiで品質の高い印刷物の生産が可能です。プロストリームのサンプルの持ち帰りはできませんでしたが、現地で公開されていたサンプルは一般オフセット用紙に印刷された非常に鮮明な印刷物でした。

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キヤノンの新製品プロストリームのプレスリリース(英文)

Kodak

ULTRASTREAM対オフセットのサンプルチャレンジ

Kodak社のブースでは、ULTRASTREAMテクノロジーによって多くのバリアブルプリントの実例サンプルがあり、オフセット印刷の品質との比較を行いました。ダイレクトメールを印刷されている方々は是非ご注目ください。

コダックのHunkeler Innovation Days 2017ブースツアー動画

17社がULTRASTREAMの印刷ソリューションをOEMとして採用する予定があるようです。コダックの技術と各社の技術を活用すれば、どのような製品が実現できるのでしょうか?

グラフィックシステムズサービス(GSS)社がコダックと提携し、Hunkeler社の新世代のPOPP8のロール・トゥ・スタック・ソリューションを採用しており、GSS社の輪転印刷機の搬送部に設置した4色のインクジェットで最高速度分速1000fpm のKODAK S-Seriesインプリントシステムを実演展示していました。

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KODAK、Hunkeler Innovation Days 2017で
Stream/ULTRASTREAMインクジェットテクノロジーの最新動向を紹介(プレスリリース)

HP

HP Indigo 12000内

今回Hunkeler社のCombi-Line構成を設置したHPのPageWide T240 HDは分速150メートルでロールトゥロールの新聞印刷を実演しました。

PageWide T240 HDおよびIndigo 12000についてはHPブースの動画をご覧ください。

HPのPageWide T235 HDが登場した事はかなり話題となりました。分速122メートル(品質モードで分速61メートル)22インチ幅ロール対応し、出版、ダイレクトメール生産、商業印刷向けたインクジェット輪転機であり、トータル・コスト・オブ・オーナーシップはより低くて、デジタル印刷に移動としている印刷会社にとって非常に良い選択肢のひとつです。このHDというのは、以前の2倍とした2400ノズルパーインチのネイティブ解像度である新世代技術です。

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HPのクラウドシステムご紹介動画



SCREEN

SCREEN社ブースのツアー動画

スクリーンはロール式高速インクジェット印刷機「Truepress Jet520シリーズ」の最新モデル2機種、Truepress Jet520HD、Truepress Jet520NXによる実演デモと、各種ソリューションを紹介しました。今回のデモは一般オフセット印刷用コート紙に印刷可能な新インクTruepress ink SCを実施しました。アンダーコートやオーバーコートなどほぼ必要がなくなり、Truepress Jet520HDの機能を最大化され、幅広い色域を提供しています。この新インクで生産された1200dpiのサンプルは魅力的で鮮明な印刷物でした。下記の写真を参照ください。

Truepress Jet 520HD

発行会社からの「Hunkeler Innovationdays 2017」に出展PDF

Ricoh

リコーはVC60000 Pro機により、消費者が好む関連性の高いパーソナルなコミュニケーションを重視しています。現場では、最高速度分速150メートルで、柔軟性のあるブックブロック、DM、トランザクションナルの生産ソリューションを実演しました。

VC60000 Proフルカラーのインクジェット両面印刷機ご紹介動画

Ricoh Pro VC 60000

Hunkeler社の後加工機と設置され、オフラインのフィニシングのためにロールトゥロール、あるいはニアラインのフィニシングが構成可能となっています。そしてDP8-IIミシン目部がロールトゥロールでもロールトゥシートでも、インラインで対応可能で、縦でも横でもダイナミックなミシン目加工ができます。

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Xeikon

Xeikonサンプル生産

Xeikon社のフラッグシップ機である9800両面印刷機がHunkeler社のDP8-11ミシン目部、CS6-IIクロスカットモジュール、GUK折り機と全てインラインで設置されました。電子写真方式のトナーによって、フルカラーで厚紙に高級感のあるDMの作製が実演されました。

Xeikon 9800の実演動画をご覧ください

ここではオフセット品質によるセキュリティー印刷のアプリケーションが実装されており、その事例として、値段が高くパーソナライズされたチケットが、同じくパーソナライズされたDMに挿入されていました。可変データ、UVクリアトナー、バーコード、特色、マイクロテキスト、ギロシ(波紋)、浮き上がり画像などのセキュリティー機能によって、偽造を防止し、ブランドの価値を守るソリューションを実演しました。

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Horizon

Horizon社はインライン製本を進化させています。今回はホリゾンのスマートバインダーが、無線綴じと3方断裁と一本化し、完全にバリアブルな書籍生産を実演しました。我々が見せていただいたサンプルはキヤノンに印刷されまして、厚みがバリアブルに変動しても1時間あたり800冊の生産が可能でした。

Horizon社はここ数年Hunkelerをパートナーとして自動的な製本ソリューションを提供していますが、印刷業界が変化するにつれて、そのパートナーシップの重要性が増してきています。今回はHunkeler社のUW6アンワインダー(巻出)、CS6-HSクロスカットモジュール、SB-09V PUR 無線綴じ機、そして特に話題になったHorizon社のHT-1000V 3ナイフ断裁機がすべてインラインで自動製本の実演を行いました。

Xerox

Xerox社の話によれば、印刷ジョブ数は52%増加しており、2019年にはデジタルのカラージョブの58%をインクジェットが占めるようになります。その要件に応えるため、インクジェット技術に力を入れ続けています。

今年Xerox社のTrivor 2400フルカラー両面輪転機がHunkeler社のUW6アンワインダー(巻き出し部)と設置されました。そして、CS6-HSカットモジュール(断裁機)の5つのナイフによって、1アップ、2アップ、3アップ、4アップ生産が可能となっています。

Drupaでも展示された「Northland」のパーソナライズされたカタログがサンプルとして利用されました。

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Domino

今回Domino社が実際にデモを行ったK630iモノクロ両面輪転機は最も低い印刷コストで、スピードも早く、大量の印刷物を生産するソリューションです。この非常にコンパクトな輪転機はスペースが厳しい日本の印刷工場に適しており、書籍およびマニュアルのオンデマンド印刷のセグメントにとって最適です。

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